当院では内視鏡検査(胃・大腸カメラ)に特に力を入れて取り組んでおります。
なぜ、消化器内科医の私が特に大腸カメラに力を入れ、皆様にお勧めしているかご説明したいと思います。
今、日本人の約半数ががんになると言われています。
とくに大腸がんは患者数が近年増加傾向で、40歳代から増え始め、50歳代で急に増加します。全体的に、ご年配になるほど多くなります。
統計では、大腸がんは罹患率第一位、死亡数第二位(女性に限ると第一位)という結果が出ています。
他のがんと比べても上位にランクインしており、私たちにとって身近ながんです。
そのような意味では、誰もが注意しなければならない病気といえます。
大腸がんの検診で行われる便潜血検査は、便に血が混じっているかどうかを判定する検査で、主に「進行した大腸がん」を見つけるために行われます。
早期大腸がんや、ポリープの段階では便潜血は陽性にならないことも多いです。
大腸がんの有無を検査する方法の中でも、内視鏡検査(大腸カメラ)は最も高精度です。
内視鏡を肛門から挿入して大腸の中を観察、ポリープがあった場合には切除治療も行えます。
大腸カメラにより発見した早期大腸がんは 消化器内科医が内視鏡で切除し完治を目指せる時代になりました。
2011年から急速に普及した大腸の内視鏡的粘膜下層剥離術のおかげです。
また大腸がんを未然に防ぐには、がん化する可能性のあるポリープを切除しておくことが最良です。
ポリープを予防的に切除するためにもやはり大腸カメラを受ける必要があります。
大腸がんは、早期がんの段階や、がん化する前のポリープの状態の時は無症状です。
がんによる血便や腹痛など、顕著な症状が現れた段階では進行がんになっている頻度が多く、治療への道筋を一刻もはやく開いてさしあげることが必要です。
いずれにせよ、できるだけ早期に発見し治療をすることが重要であることから、当院では特に次のような方に内視鏡検査をおすすめしています。
・自覚症状があらわれている
・大腸がんリスクが高い40歳以上
・食事や嗜好習慣が偏っている
・家族にがんが多い
大腸カメラの必要性をご説明してきましたが、検査自体に不安があって、先延ばしにしてしまう患者様のお気持ちもとてもよくわかります。
当院では大腸カメラに対する つらい・怖いといったマイナスイメージを和らげ、検査を必要とする患者様に苦痛の少ない内視鏡をご提供したいと考えています。それにより、大腸がんで亡くなる方をお一人でも減らしたい想いで、日々検査・治療に取り組んでおります。
当院では患者様ができるだけ苦痛が少なく大腸カメラを受けることができるように内視鏡機材や挿入法に工夫をしております。
また、特に皆様が不安に感じていることが多い「痛み」について、鎮静剤や鎮痛剤を適切に使用し、患者様がウトウトと眠っている間に検査を行うようにしています。
大腸カメラで大切な人の命を救える可能性があります。
これを読んでくださっているあなた自身だけでなく、両親、兄弟、友人、全てに当てはまることです。
検査を受けたいが、どこの病院へ受診したら良いのかわからない
そんな時には当院へご相談ください。
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