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2024.09.11

当院の大腸ポリープ(腺腫)発見率

大腸がんの多くは、大腸ポリープ(腺腫)から「がん化」して発生します。
当院の大腸内視鏡検査では、将来大腸がんになる可能性のあるポリープ(管状腺腫や鋸歯状腺腫)をみつけた場合、日帰り切除をして将来の大腸がんを強力に予防致します。

大腸がん予防の観点から、腺腫発見率は30%以上が望ましいとされます。
(引用:Rex DK, et al. Gastrointest Endosc. 2015;81:31-53)
それに対して、今回の記事では当院の腺腫発見率をまとめてみました。

<発見率の計算は以下のようにしています>
100x{(腺腫を1つでも切除した患者様数) ÷ (大腸内視鏡検査総数)} = 腺腫発見率 (%)
お一人の患者様の検査で、腺腫を一度に10個以上切除することもありますが
たくさん切除していも、その患者様は「1」とカウントします。
大腸内視鏡を受けたすべての患者様を対象に集計します。

当院の最近の腺腫発見率は以下の通りです。
2024年
1月:100x(65/104) = 62.5 %
2月:100x(60/102) = 58.8 %
3月:100x(75/122) = 61.5 %
4月:100x(71/100) = 71.0 %
5月:100x(71/ 96)  = 74.0 %
6月:100x(68/114) = 59.6 %
7月:100x(83/123) = 67.5 %
8月:100x(86/126) = 68.3 %

このように、おおむね60~70数%で推移しており 極めて良好です。
また発見率が1%上がると、患者様の大腸癌の罹患率が死亡率が5%低下することが
報告されています。(引用:Douglas A. Corley et al.: NEJM, 2014; 370:1298-1306)
大腸がんの予防の観点から、腺腫発見率の高い施設で大腸内視鏡をうけるのは大変重要なことなのです。

当院は技術力、診断力、設備力、そしてチームワークを整え
良質な大腸内視鏡をご提供できるよう日々努力と工夫を積み重ねております。

当院へのご予約はWebから24時間いつでも可能です
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