大腸がんの多くは、大腸ポリープ(腺腫)から「がん化」して発生します。
当院の大腸内視鏡検査では、将来大腸がんになる可能性のあるポリープ(管状腺腫や絨毛腺腫、管状絨毛腺腫、および鋸歯状腺腫)をみつけた場合、日帰り切除をして将来の大腸がんを強力に予防致します。
大腸がん予防の観点から、腺腫発見率は30%以上が望ましいとされます。
(引用:Rex DK, et al. Gastrointest Endosc. 2015;81:31-53)
月に1000件以上内視鏡を実施するような、都市部有名クリニックの腺腫発見率は公表値40数%(とても良好)が多いです。それに対して、今回の記事では当院の発見率をまとめてみました。
<発見率の計算は以下のようにしています>
腺腫発見率 (ASDR* %)
=100x{(上記腺腫各種を1つでも切除した患者様数) ÷ (大腸内視鏡検査総数)}
[* Adenoma and SSL Detection Rate ]
・管状腺腫や絨毛腺腫、管状絨毛腺腫、および鋸歯状腺腫を発見した患者様数をカウントします。
・お一人の患者様の検査で、一度にたくさん腺腫を切除しても、その患者様はあくまで「1名」のカウントです。
・大腸内視鏡を受けたすべての患者様を対象に集計します。
・切除した病変はすべて病理検査しています(後日、”病理検査報告書”をご本人様にお渡ししています)。
前述の4種の腺腫について当院の最近の発見率(ASDR)は以下の通りです。
2024年
1月:100x(65/104) = 62.5 %
2月:100x(60/102) = 58.8 %
3月:100x(75/122) = 61.5 %
4月:100x(71/100) = 71.0 %
5月:100x(71/ 96) = 74.0 %
6月:100x(68/114) = 59.6 %
7月:100x(83/123) = 67.5 %
8月:100x(86/126) = 68.3 %
9月:100x(81/117) = 69.2 %
10月:100x(88/137) = 64.2 %
11月:100x(91/126) = 72.2 %
12月:100x(95/139) = 68.3 %
(2024年の通年での平均発見率=66.4%)
このように、おおむね60~70数%で推移しており良い成績です。
まとめると、1日8人の患者様に大腸内視鏡をおこなった場合に、そのうち5人ほどに 前述のいずれかの腺腫が見つかる計算です。
浜松市内には内視鏡診療レベルの高いクリニックがいくつもありますが、当院もHigh detector(高い確率で腺腫を見つけだす施設)の一つと言えます。
発見率が1%上がると、患者様の大腸がんの死亡率が5%低下することが世界屈指の医学雑誌New England Journal of Medicineで報告されています。
(引用:Douglas A. Corley et al.: NEJM, 2014; 370:1298-1306)
大腸がんの予防の観点から、ある程度 腺腫発見率の高い施設で検査をうけることが重要なのです。
当院は技術力、診断力、設備力、そしてチームワークを整え、クリニックとして良質な大腸内視鏡をご提供できるよう日々努力と工夫を積み重ねております。
当院へのご予約はWebから24時間いつでも可能です
ご予約はこちらから
当院の大腸内視鏡検査について詳しくはこちら
当院の大腸内視鏡検査特設ページ
当院の検査について詳しくご説明しています
胃カメラと大腸内視鏡のかがみ消化器内科クリニックyoutubeチャンネル