人間ドックでは、血液検査などの検査では発見されにくい食道や胃、十二指腸、大腸のがんや粘膜病変を早期発見し、早期治療へつなげることを目的として行われる健康診断です。
がんが発見された場合でも、内視鏡を使った切除が可能なこともあるため、早期であるほどお身体に負担はかかりません。健康診断で異常があったと指摘された方、胃カメラ検査と大腸内視鏡検査を受けたい方は、当院までお気軽にご相談ください。
当院は市内最大級の内視鏡専門院で内視鏡実績250~300件/月とクリニックとして市内最多クラスです。内視鏡世界シェア7割をもつオリンパス社の最高峰内視鏡システム「EVIS X1」」を完備し、日本消化器内視鏡学会 専門医かつ指導医・東海支部評議員の院長が丁寧に検査致します。
内視鏡ドック(人間ドック)について
内視鏡ドックは、特に以下に当てはまる方にお勧めします。
- 「そろそろ内視鏡検査を受けないと……」と思ってはいるが、特に症状がないため受けていない方
- 血縁者の中に胃がん・大腸がんになった人がいる方
- 家族で受けてほしい人がいる方
- 40代を超えた方
内視鏡ドックは血液検査などに表れにくい早期がんを速やかに発見する事に非常に効果的です。
ポリープなどの病変があった場合は、保険診療に切り替え、内視鏡を使ってその場で切除する事も可能です。
がんは早期発見することで治せる可能性が高くなり、治療においても、身体面、経済的、時間的な患者様負担が軽いと考えられます。消化器の症状がない方でも是非定期的な内視鏡ドックをご検討下さい。
大腸・胃内視鏡カメラドックで
分かる病気について
大腸内視鏡
- 感染性腸炎
- 大腸ポリープ
- 大腸がん
- 大腸憩室症
- 虚血性大腸炎
- 腸閉塞
- 大腸メラノーシス
- ベーチェット病
- 潰瘍性大腸炎
- クローン病
胃カメラ
- 急性胃炎、慢性胃炎
- 胃アニサキス症
- ピロリ菌感染症
- 胃潰瘍
- 十二指腸潰瘍
- 逆流性食道炎
- 食道がん
- 食道静脈瘤
- 食道粘膜下腫瘍
- バレット食道
- 好酸球性食道炎
- 胃ポリープ
- 胃がん
- 十二指腸がん
大腸内視鏡ドック
大腸内視鏡を受けていただく内視鏡ドックです。ご来院~ご帰宅まで、ほぼ終日(9時または10時にご来院し、17時頃まで)かかります。
1ご予約
WEB予約またはお電話にてご予約ください。
2診察・カウンセリング
診察と検査内容について、丁寧に分かりやすく説明していきます。
また、大腸内視鏡の経験があるかどうか、アレルギーがないか、現在服用しているお薬がないかなどもお伺いします。普段飲んでいるお薬がありましたら、おくすり手帳またはお薬をそのまま持ってお越しください。
検査前日と前々日に服用していただくお薬の詳細や、食事についてなども説明いたします。
診察終了した後に、検査日の予約を行っていただきます。
3検査前々日・前日
検査前々日
事前に処方した、便を軟らかくする薬を飲んでください。
検査前日
便を軟らかくする薬を飲み、検査食をお食べください。(検査食を希望されなかった場合は、おかゆなどの消化のよい食べ物にしてください)。
21時以降は絶食でお過ごしください。水分は補給しても問題ございません。
4検査当日
5前処置
前処置スペースで腸管洗浄剤を2時間ほどかけて飲んでいただきます。その後は何度かお手洗いに行っていただき、腸内に残っているものを出してください。
検査着に着替えていただいた後は、内視鏡室までご案内いたします。
6検査開始
肛門から内視鏡を挿入し、結腸と直腸の状態を細かく観察していきます。
大腸ポリープまたは早期大腸がんが発見された際は、切除できると医師が判断しましたら。即日切除することが可能です。
検査は15~20分ほどで終わります。大腸ポリープまたは早期大腸がんを切除する場合は、数や部位によって変動しますが、大抵20~40分ほどお時間を要します。
7検査終了
鎮静剤が完全に切れるまでは、リカバリースペースにて安静にしていただきます。その後は待合室に移動して、リラックスしてお過ごしください。
8検査後のカウンセリング
検査結果について説明いたします。
検査時の注意事項
必ず「健康保険証」を忘れずにお持ちください。ポリープなどが発見された場合の生検と切除につきましては、健康保険の適用内となります。
生検やポリープ切除を行った時は、後日改めてご来院いただきます。遠方の方で再度ご来院いただくことが難しい場合は、お気軽にご相談ください。
鎮静剤を使用して内視鏡検査を受けた方は、当日お車やバイク、自転車などの運転は避けてください。ご家族が運転する車、もしくは電車・バスなどの公共交通機関でお越しください。
胃カメラドック
胃カメラ検査を受けていただく内視鏡ドックです。ご来院~検査結果の説明が終わるまで、大体一時間~二時間ほどかかります。
1ご予約
WEB予約またはお電話にてご予約ください。
2検査当日
午前中に検査を受けられる場合は、前日の夕食を「夜21時」までに済ませ、検査まで絶食でお過ごしください。
検査2時間前まででしたら、コップ1杯程度の水またはお茶を飲んでいただいても大丈夫です。
3検査開始
検査は5分~10分ほどで終わります。ただし、さらに細かい検査が必要な場合は、10分~15分程度頂戴する場合もあります。予めご了承ください。
4検査終了
鎮静剤を使った検査を受けた方は、意識が完全に戻るまで、リカバリースペースにて横になっていただきます。
5検査後のカウンセリング
検査結果について説明していきます。
検査後の一時間は、飲食と喫煙を控えてください。1時間が経過した後に、少量の水を飲んで咳き込まないことが確認できましたら、その後は飲食しても問題ございません。
注意事項
- 検査の途中で保険診療に切り替わることがございます。健康保険証を必ずお持ちください。
- 鎮静剤をご希望される方は当日お車の運転を控えていただく必要がございます。
- 検査前日の夕食は21時までにお済ませいただき、消化の良い食べ物を摂取してください。また、21時以降は水、お茶やスポーツドリンク以外の色の付いた飲料はお控えください。
費用
検査内容 | 費用(税込) |
---|---|
胃カメラドック | 14680 ~15330 円 |
大腸内視鏡ドック | 23210 ~ 23970 円 |
胃カメラ+大腸内視鏡ドック |
35310 ~ 36070 円 |
※こちらはあくまで参考価格です
※実際の診療内容によっては金額が変動することがございます。
自費検査の保険切り替えについて
自費の内視鏡検査を受けて頂くにあたり「保険診療への切り替え」という概念は非常に重要です。
こちらでは「保険切り替え」について説明いたします。
自費の内視鏡検査を行っている最中に、異常が発見され、組織検査やポリープ切除が必要になった場合、その検査は「患者様に症状のある内視鏡検査」となり、「保険診療」へ切り替える必要があります。
どの医療機関においても自費検査中に組織検査やポリープ切除があった場合は例外なく「保険診療」への切り替えとなります。
保険診療に切り替えとなった場合、検査の金額が変わります。
以下に胃カメラドック、大腸内視鏡ドックが検査結果に応じて保険診療に切り替わった場合の金額を記載いたします。
胃カメラドックが保険診療切り替えとなる場合
検査内容 | 費用(税込) |
---|---|
胃カメラ+病理組織検査 | 1割負担:2,227円(税込) 2割負担:4,454円(税込) 3割負担:6,681円(税込) |
※こちらはあくまで参考価格です
※実際の診療内容によっては金額が変動することがございます。
大腸内視鏡ドックが保険診療切り替えとなる場合
検査内容 | 費用(税込) |
---|---|
大腸内視鏡+病理検査 | 1割負担:3,111円(税込) 2割負担:6,222円(税込) 3割負担:9,333円(税込) |
大腸ポリープ切除(1か所) | 1割負担:8,951円(税込) 2割負担:17,902円(税込) 3割負担:26,853円(税込) |
大腸ポリープ切除(2か所) | 1割負担:9,811円(税込) 2割負担:19,622円(税込) 3割負担:29,433 円(税込) |
大腸ポリープ切除(3か所) | 1割負担:10,671円(税込) 2割負担:21,342円(税込) 3割負担:32,013円(税込) |
※こちらはあくまで参考価格です
※実際の診療内容によっては金額が変動することがございます。